ダルダルキャンピング

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祝日と次の平日の休みに狙いを定めて出撃。さて前回の反省を活かし、今度こそは屋根の高い居住空間を作ろうとしたのだが、またしても天井の低い家になってしまった。

 

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本当は入口をクローズ出来るパスファインダーを作るつもりだった。しかし結果は見ての通りだ。高さが足りなかった原因はパラコードを巻き付けた前方の木と距離を取りすぎたことだろう。歩幅で言えば4歩くらいだったのだが。あまり木に近づけすぎると、焚き火をしたときに木にダメージを与えてしまうのでは?と思って余裕をもたせたのだが、それが高さを稼げなかった原因か。前方の木からタープを吊り下げる場合、タープ内での焚き火は厳しいのかもしれない。

あとで Instagram で調べていて知ったのだが、二本の木にロープを渡して真ん中にプルージックを使って吊り上げることもできるらしい。これならタープの下での焚き火もオッケーだ。

今回使わせてもらったサイトには、ちょうどいいくらいの木が二本あったのに惜しいことをした。

※参考にしていったDDタープのHP

https://www.ddhammocks.jp/dd-tv-tarpg-1 

座ってみると入り口のところで頭がギリギリくらいの高さ。明らかに狭い。何とか形を作るためにガイロープを張ったりして、最終的になんだかよくわからない形になった。

ダルダルだが、Instagramで「外人はダルダルでも気にしない」という情報を得ていたので、逆にダルダルのほうが通っぽくないか?と自分を納得させる。この日は天候は良いと思っていたので、そんなに気にはしなかったのだが…。

 

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設営が終わった頃から雨がパラパラ降り始めたかと思うと、いつの間にやらかなり強い雨になっていった。ダルダルの幕に水がたまり、さらに天井が低くなっていく。焚き火をタープに近づけているので、火を低めにすることをこころがける。ある人の言葉を借りれば、今日の焚き火は嫉妬深い女のような奥に秘めた熱い火だ。

タープ内が狭いため体を動かすと、結露が服についてビッショリになる。快適とは程遠い空間だが、まあ一夜の宿であるしいいだろう。

この日は自分以外には、バンガロー客が一組という、ほぼ完ソロ状態。ひとけがないためか、妙に落ち着く。晩ごはんは野菜炒め入のサッポロ一番塩ラーメンと餃子。餃子は焼いてあるものをスキレットで温め直した。自分の部屋での夕食のごとく無心で食べ、いつのまにか完食。

この日はユニフレームの山クッカーMを使用。ラーメンと山盛りの野菜でスノーピークのソロックッカーは溢れんばかりだったが、こいつはちょうどいい感じだ。

 

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しかし雨は激しくなるばかり。雨雲レーダーには雲などないのだが、この地域の冬の時雨は厄介で仕方ない。タープに溜まった雨がなにかの拍子でこぼれたのだろう、足元に水たまりができてしまった。地べたに座っていたため、ズボンと靴が泥まみれになる。こういう天候のときはハンモック泊がよかったのだろう。雨の地べたは快適ではない。むしろ雪だとよかったのだが。

3時間ほど焚き火を見ながらぼんやりと過ごす。

今朝、出先から帰ったばかりで少し疲れていたのだろうか、5時頃まで目がさめることはなかった。

 

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朝になっても雨はやんでいなかった。焚き火料理はできないかと思っていたが、小雨になってきたので調理を始める。

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朝食を食べていると、日が差してきた。森がとても美しい。いつだって焚き火で食う朝飯は最高だ。

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今回投入したのが、YETI のタンブラーと Gentleman's Hardware の琺瑯のマグカップ。YETI はタンブラーは真空で蓋がついており、朝食の間ずっと温かいコーヒーを飲むことができる。対して、GH のマグカップは趣があり、絵になる。琺瑯なので直火にかけることができるのもよい。どちらもいいマグカップである。

 

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さて、何気に初となる雨撤収だ。これまでどんなに悪天候でも撤収時は好天に恵まれていたのだ。今回も小康状態での撤収になった。しかしここまでビショビショのまま片付けるのは初めてだ。

相変わらず撤収は早かったが、水浸しのタープとグランドシートを持ち帰るのは気が重かった。水が滴るままゴミ袋に詰め込んで、手が冷たかった。

正午から晴れてきてたので家で干すことが出来たのは助かった。

こんどこそは高く張ろう。